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長寿の未来フォーラム ~フレイルと関係人口~|レジリエンス(自己回復力)

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フォーラム概要

2023年3月5日、島根県松江市で、「長寿の未来フォーラム 〜フレイルと関係人口〜」が開催されました。
遠く離れていても、人は関わり合い、支え合うことができる…、高齢化が進む地域のなかで生まれた〝新たな人とのつながり方〞とされる「関係人口」。
健康長寿につながるフレイル予防を紹介しながら、関係人口の取り組みが進む島根県よりお届けします。

出演者

パネリスト

萩原 圭祐先生

大阪大学大学院 医学系研究科 先進融合医学共同研究講座 特任教授[常勤]、京都大学大学院 教育学研究科 特任教授[兼任]

田中 輝美さん

島根県立大学地域政策学部 准教授[関係人口論]、ローカルジャーナリスト

小笠原 啓太さん

ふるさと島根定住財団 地域活動支援課 主任

コーディネーター

三宅 民夫さん

フリーアナウンサー、立命館大学 衣笠総合研究機構 客員研究員

クリップ概要

フレイル(高齢者の虚弱)から回復するためのキーワードとして、「レジリエンス(自己回復力)」が注目されています。
2000年以上前に編纂された中国の医学書の「黄帝内経素問」には、現代のフレイルに共通する「腎虚(じんきょ)」という言葉とともに、「心が強く気が巡っていると病を押し返すが、弱まっていると外的刺激が病を引き起こす」といったレジリエンスにつながる記述もあります。
フレイルについて研究している萩原圭祐先生の調査では、フレイルに近い状態の人はレジリエンスが低く、健康な人はレジリエンスが高い傾向がみられました。さらに「感情をコントロールできる人、社会とのつながりがある人はレジリエンスが高い」ということも明らかになりました。
「ちょっと嫌なことがあっても、気持ちを切り替えられるかどうか、そして安心してコミュニケーションをとれる相手がいるかどうかはとても大事。気にかけて温かい言葉をかけてくれる人が身近にいることが、レジリエンスと直結しています」と萩原先生。
社会とのつながりとレジリエンスについて、地域活動を支援している小笠原啓太さんは「ご近所づきあいやコミュニティの価値がより見直されてくるのではないか」とコメントしました。(5:38)

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